佐藤 司美子(さとう すみこ)
Sumiko Sato ピアノ / 作曲 Piano
岩手県出身。ワシントン大学大学院音楽学部作曲科卒業。博士号(DMA)取得。
国際ロータリー財団奨学生として渡米後、約9年間米国シアトルで作曲・ピアノを学ぶ。
1994-95年 同校ティーチングアシスタントとして学部生に初等音楽理論を教える。
多様なジャンルを織り交ぜつつ、簡素な表現で民俗的な要素をとり入れる現代の音楽の作曲、編曲と演奏活動を国内外で展開。2010年管弦楽曲「霧の安息所」がサナトポリスコンサート賞受賞。また、地元岩手の伝統音楽に焦点を当て、IAT岩手朝日テレビ・スーパーJチャンネルのテーマを民謡「チャグチャグ馬っこ」の旋律を用いて作曲。東日本大震災被災者への鎮魂の思いを表現したCD「ロータス」を2013年に発表、2015,16年にはジャック・ストロー財団よりASPレジデンシーを受け、消滅しかかっている旧南部藩(岩手)の酒造り作業唄を基に器楽六重奏を加えたCD「南部酒屋唄プロジェクトVol.1」を制作、2018年南部酒屋唄歌唱譜出版、2019年10月には朝日新聞文化財団助成事業「南部酒屋唄合唱版コンサート」を開催するなどその伝承に努めている。
2021年3月11日東日本大震災後10年を記念し、岩手民謡を基にピアノソロCD「幻日」を制作し、発表した。
オリジナル作品はノースウェスト交響楽団、ミネソタシンフォニア、グレーター・グランドフォークス管弦楽団、ノックス・ゲイルスバーグ管弦楽団、カナダのキッチェナー・ウォータールー管弦楽団、ラトゥール弦楽四重奏団、ブラジル・サンパウロのデュオ・アルティッソナ等によって公演されている。
作曲をケン・ベンシューフ、リチャード・カーペン、ダイアン・ソーム、ピアノをパトリシア・マイケリアン、即興をスチュアート・デンプスター、ウィリアム・O・スミス各氏に師事。